一人親方が開業届を出した方がいい理由7選
「一人親方を始めるぞ!開業届を出した方がいいの?」、「一人親方だけど開業届めんどいからパスしていいか?」、「一人親方の開業届の楽な出し方は?」
もくじ
1.本記事の信頼性
本記事は、一人親方・建設業が得意な税理士が執筆しています。
税理士とは、税務・会計の難関国家資格で、 税務・会計を外注する先になっています。
税理士は中小企業を応援する立場ですから、もちろん中小企業の開業や開業届についても 詳しいです。
よって本記事は、信頼性があるでしょう。
2.読者さんへのメッセージ
本記事は3分ほどで読み終わります。
3分後に、あなたは「一人親方が開業届を出した方がいい理由がわかったぞ!」ということになるでしょう。
では、一人親方が開業届を出した方がいい理由7選と開業届の出し方はじまり、はじまり~!
3.一人親方が開業届を出した方がいい理由7選
一人親方開業届の理由①:今後のお知らせが届く
一人親方が開業届を出した方がいい理由として、大事なことがあります。
それは一人親方の開業届を出すと、税務署、・市役所・区役所などから、今後のお知らせが来ることです。
開業届を出さないと、各種お知らせが届かないです。
そうすると、あとでペナルティを受けたりする可能性があるので、注意が必要です。
これは一人親方が開業届を出した方がいい最も重要な理由です。
あなたは一人親方として開業したばっかりで、 今後どのような事務手続きが必要だかまだわかっていません。
開業届を出すと、 「こういう手続きが必要だよ」、「 こういう書類を提出してくださいね」、「 こういうことで注意してくださいね。」というお知らせが税務署・ 市役所・区役所から届きます。
そのお手紙を読むと、なるほど「ふむふむ。そういうことだな。」 と開業後に必要な手続きがわかるでしょう。
あなたがそういった手紙を読んで内容が理解できない場合、税理士に「開業届を出したら、こういう手紙が来たんですけれども。」 という風に話してみましょう。
行政の手紙というのは、難しく書かれているものです。
なぜだか分からないですけど、昔から行政の手紙は難しいのです。
税理士に聞いてみると「 なるほど それはこうしたらいいですね。」という風に噛み砕いて教えてくれます。
また、「それはうちでやっておくので、大丈夫ですよ。」という回答が返ってくることがほとんどだと思います。
一人親方開業届の理由②:区切りがつく
一人親方が開業届を出した方がいい理由の一つ目としては、区切りをつけることです。
あなたは長めの修行を終えてやっと一人前の一人親方になりましたね!
おめでとうございます!
そしてあなたは無事に独立することになりました。
その区切りをつけるというところが開業届になります。
開業届はある意味、卒業式や入学式と一緒なのです。
あなたは修行を完了して卒業しました。
卒業したら次はあなたは自分の事業を始めます。
それが一人親方としての開業です。
一人親方として開業届を出すことは、あなたがこれから自分で道を切り開いていくということを表しているのです。
しっかり区切りをつけるために開業届を出しておくというイメージです。
一人親方開業届の理由③:創立記念日ができる
一人親方が開業届を出した方がいい理由としては、創立記念日が確定することです。
あなたが以前働いていた会社で、 創立記念日がお休みということはなかったでしょうか?
またあなたが卒業した学校で、 創立記念日はお休みということはなかったでしょうか?
創立記念日というのは、大事なものです。
例えば、日本にも建国記念日があります。
日本の建国記念日=創立記念日というのは、日本神話で、 日本が建国された日だそうです。
実は、日本は、およそ紀元前660年の2月に建国ました。
約2700年前のことです。悠久の歴史を感じますね。
あなたの一人親方業も、何か法人化して、地場ゼネコンになり、ゼネコンの上場企業になるかもしれません。
そういう場合に創立記念日は非常に大事になります。
一人親方の開業届に開業日を記載しておけば、 それがそのまま創立記念日になります。
ゴロがいい日だとか、大安の日だとか、あなたの思い出の日だとか、家族の誕生日だとか、結婚記念日だとか・・・
そういった日を開業日にしてもいいかと思います。
しっかり開業届を提出して、 一人親方としての開業日を明確にしましょう!
一人親方開業届の理由④:屋号を決めれる
一人親方として開業届を提出するときに、あなたがするべきことは、一緒に屋号を決めることです。
さて屋号とは何でしょう?
屋号とは会社名のことです。
法人の場合は会社名といい、個人事業主の場合は屋号というのです。
同じような意味です。
あなたは新しい一人親方業を始めるのですから会社名をつけるのは当然ですよね!
開業届に屋号を記載して、その屋号をあなたの会社名とするのです。
屋号を決めておけば、あなたの一人親方業が大きくなって、法人化していずれか地場ゼネコンになったり、また 上場したりする時に、そのまま会社名として使えるのです。
ということは屋号はあなたの人生そのものの将来を示すものになるのです。
屋号の付け方はいろいろあります。
別記事に、屋号の付け方があるので、こちらの記事をご覧ください。
あなたが考えた屋号を税理士にお伝えするのを忘れずに。
開業届のタイミングで、しっかり伝えましょう!
一人親方開業届の理由⑤:青色申告書類も一緒に提出できる
一人親方が 開業届を出した方がいい理由の一つとしては、 一緒に青色申告関係の書類を提出するからです。
さて、青色申告とは何でしょう?
青色申告とは、会計・税務をしっかりする人に、税制の優遇を与えてくれる制度です。
ちょっと 難しめの複式簿記という知識を使ってお金の計算をする方法を青色申告といいます。
この方法で計算すると、 どんぶり勘定よりはるかにしっかりお金の計算や管理ができるのです。
どんぶり勘定だと、どういうデメリットが生じるかというと、現在に、会社に残っているお金の金額が怪しいのです。
いざ使おうとする時に「しまった。大雑把に計算していた。実は無い!」ということが発生します。
このため、どんぶり勘定だと、 将来お金を使う計画が立てづらくなります。
そうなると結局どうなるかと言うと、ずさん過ぎて倒産するはめになります。
国は一人親方であるあなたに倒産して欲しくないのです。
世界に向けて日本は経済発展したいのです。そのためにあなたの建設業としての力が必要なのです。
一人親方であるあなたが倒産しないためにお金をしっかり管理できる方法が青色申告で、 その青色申告を国は、推奨しているのです。
そしてちゃんとお金を管理すると、「よくやったね!」ということで、国は税金を安くしてくれるのです。
開業届・確定申告を税理士に丸投げすると、青色申告関係の届出もセットで税理士が対応してくれます。
一人親方開業届の理由⑥:士業・銀行からの信頼性が得られる
一人親方が開業届を出した方いい理由として、士業からの信頼性が得られるということがあります。
士業・銀行の人は、「開業届は出しましたか~。」と聞いてくることがあります。
そこで、「開業届出してないっす。出す必要あるんすか?出さなくてもよくないすか?」という回答を聞くと、
「・・・。(大丈夫だろうか。危険な気がする。)」という印象を受けてしまいます。
士業・銀行が、「この人は大丈夫。伸びる社長だ!ちゃんとした経営者だ!」と感じると、全力でサポートしてくれます。
しかし、「・・・なんか怪しい。」という印象を与えてしまうと、腰が引けた状態でのサポートとなってしまいます。
士業はそれでもまだなんとかサポートしてくれますが、銀行は、「この人怪しい」と感じると、融資をしてくれない可能性があります。
建設業において、ベストなタイミングで、ベストな融資をしてもらうには、銀行員からの信頼が大事です。
このために、開業届は必ず出した方がいいでしょう!
なお、開業届は、税理士に確定申告を頼むときに、一緒に頼むと楽々です。
一人親方開業届の理由⑦:補助金・助成金がもらえない
一人親方は、開業届を出した方いい理由は、出さないともらえない補助金・助成金があるからです。
事業を営んでいく上で、補助金・助成金は、大きな助けになります。
例えば、小規模事業者持続化補助金などは、もらうためには、開業届が必要になります。
他にも、開業届を出していることが条件の補助金・助成金が色々あります。
この届を出していなくて、本来もらえるべきものがもらえないというのは、残念な気がします。
開業届は、開業後、すぐに出しておいた方がいいでしょう。
一人親方で、現場が忙しい、または、書き方がさっぱりわからない場合は、税理士に丸投げすれば、安心です。
4.一人親方の開業届の提出方法
一人親方の開業届の提出方法として、最速の方法は、 確定申告の依頼と共に税理士に頼むことです。
一人親方として開業すると、 毎年3月15日に確定申告の提出が必要になります。
この確定申告書の提出はかなりの手間がかかります。
最速の方法として税理士に丸投げするということがあります。
その際に開業届も一緒に税理士に作成してもらえば楽々です。
あなたがすることは、 一人親方や建設業の確定申告が得意な税理士をスマホで探すことだけです。
あとはメールでコンタクトを取れば楽々!
5.「一人親方が開業届を出した方がいい理由&開業届の出し方」のまとめ
本記事のまとめ
本記事は、開業届を出した方がいい理由と開業届の出し方をまとめました。
あなたが開業届を出した方がいい理由としては、今後のお知らせが届くこと、区切りがつくこと、 創立記念日ができること、屋号を決めれること、青色申告書類も一緒に提出できることです。
開業届の最速の出し方としては、 税理士に頼むことです。
確定申告とセットで、 税理士に丸投げしましょう。
一人親方はしっかり開業届を提出して、爽やかなスタートを切りましょう!
この記事を読んだ一人親方であるあなたがすべきこと
・一人親方業の屋号を考える。→ 屋号についてはこちらの記事を読んでみましょう!
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