インボイス制

セルビアのインボイス制度 

インボイス制度―セルビアの電子インボイス全体像

1.そもそもセルビアってどこ?どんな国?

今回はセルビアの電子インボイス(後半)について、お話しようと思います。しかし、そもそもセルビアってどこでしょう?実は、セルビアは、東欧の一部です。首都はベオグラード・・・ベオグラード・・・。ロシア風の響きでとても神秘的な感じがしますね。ベオグラードは、東洋と西洋の文化の交差点で、ヨーロッパの美しい街並みにミックスカルチャーが息づく街です。

セルビアは物価が安く、平均月収は3万円です。日本の1/7位でしょうか。このような理由から、土地や人件費が安く、日本電産やTOYOTIREなどがセルビアに工場を持っています。

インボイス制度―セルビアの電子インボイス全体像(Welcome to the e-World!)の前半で、セルビアの電子インボイスについての結論、2022年1月1日から3段階で導入される電子インボイスの義務化についてお話しました。

今回は、後半です。お楽しみに!

2.電子インボイスの受領者は、どんな義務が生じる?

電子インボイスが無事に送信されると、受領者は、15日以内にそれを受け入れるか、却下するかを選びます。受領者が無反応な場合、送信者はさらに5日延長します。もし受領者が、なお、無反応であれば、その電子インボイスは却下されたとみなされます。受領された電子インボイスは、政府機関に恒久的に保存されます。私企業セクターの会社のために、インボイスは、10年保存される必要があります。電子インボイスが発行された暦年の末から数えて、10年間です。

3.電子インボイス制度に従わなかった場合の罰則

次に従わなかった場合には、罰則が用意されています。

・インボイスが電子的に発行されないこと

・インボイスがデジタル形式で受領されないこと

・支払いが電子インボイスで行われないこと

上記の規則違反により、個人、法人、公企業には、約1,700ユーロから約17,000ユーロ(日本円で20万から200万くらい)の罰金が課されます。この罰則は、セルビア法Sl.glasnk RS,br.55/2021の18-21条に基づきます。

4.セルビアの電子インボイスについてのまとめ

セルビアは、BtoBの電子インボイスを義務化し、監視し、VAT(消費税)の支払をチェックし始めました。セルビアはEUのメンバーの中で、パイオニア的役割を果たします。イタリアから始まり、フランス、ポーランドなどのように、セルビアは、ヨーロッパ内でBtoBの電子インボイスの義務化のトレンドに乗っています。今後、他のヨーロッパの国々は、これに追随することでしょう。10年前にラテンアメリカで電子インボイスが始まって、広まったように。