YouTube動画編集の確定申告について丸投げと自分で経理を行う方法の比較(現役税理士がしっかり解説)
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「YouTube動画編集が忙しい。確定申告どうしようか?」
「YouTube動画編集をしているが、自分で経理を行うとのと丸投げどちらがいいか?」
「YouTube動画編集に強い丸投げ先はないか?」こういった場合どうしたらいいのか?疑問に答えます。
もくじ
1.本記事の信頼性
本記事を書いている筆者はインターネット業界出身の現役税理士です。
筆者は、元々インターネット企業の経理部出身で、その後、税理士法人で中小企業の税務会計業に従事していました。
「餅は餅屋」という言葉があるとおり、YouTube動画編集の確定申告は、インターネット業界出身の税理士の本記事を読むのがオススメです。
2.読者さんへのメッセージ
「YouTube動画編集の確定申告どうしようか?」という方向けに書いています。
本記事は、丸投げと自分で経理を行う方法を比較します。
丸投げ比較後、あなたの状況によってどちらがいいのかオススメの方も書いておきます。
では、はじまります。
3.YouTube動画編集の確定申告について丸投げと自分で経理を行う方法の比較(現役税理士がしっかり解説)
①YouTube動画編集の確定申告丸投げのメリット
YouTube動画編集の確定申告丸投げのメリットA:1瞬で不安から解放される
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あなたは、丸投げをした瞬間に、確定申告から解放されます。
だってもうプロに依頼したのですから。
郵送で丸投げであれば、レターパックをポストに投函した瞬間に爽やかな風があなたを包みます。
「あーよかった。これで確定申告完了だ。」と。
こののちどういう流れになるか解説しておきます。
丸投げ対応の税理士は、資料を受領したら、確認します。
税理士からの質問等あるかもしれませんが、ないこともあります。
そのまま、すーっと、会計帳簿を作成し、申告書を作成し、電子申告まで完了します。
税金の引落を自動引落にしておけば、自動的に税金が支払われます。
あなたには、提出された確定申告の控えと預かったレシートなどの書類がまとめて返送されてきます。
またさらに楽な方法として、あなたが、資料をPDFで送る方法があります。
資料PDFをメールかクラウドストレージに保管してくれ、その旨メール1通送ってくれれば、メールを送信した瞬間に爽やかな風があなたを包みます。
「あーよかった。これで確定申告完了だ。」と。
なぜなら、丸投げ対応の税理士は、メールを受領したら、確認します。
郵送の場合と同じく、税理士からの質問等あるかもしれませんが、ないこともあります。
そのまま、すーっと、会計帳簿を作成し、申告書を作成し、電子申告まで完了します。
PDF資料の場合は、資料返却すらないので、提出した申告書がメール添付されるか、クラウドストレージに保管されるかで完了です。
税金の支払いを自動引落にしておけば、自動的に引き落とされます。
もちろん税理士から完了のメール連絡はきます。
あなたは解放された爽やかな気持ちでYouTube動画編集に取り組めます。
YouTube動画編集の確定申告丸投げのメリットB:実はコストが安い
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YouTube動画編集の確定申告については、実は、丸投げする方がコストが安くなることが多いです。
それは、主にあなたという人件費が高いからです。
例えば、あなたがクラウド会計を使って経理をしようと考えたとします。
クラウド会計の認定アドバイザーを見てください。
数千もの税理士事務所が登録しています。
クラウド会計は、アプリをサブスクリプションした上で、あなたという人件費を使ってせっせと入力し、完了できると思いきや、実際には、多くの人が税理士事務所にチェックを依頼しているのです。
問題は、そのチェック費用です。税理士事務所のHPに値段が書いてあるところがあります。
丸投げと大して変わりません。
あなたは自分でせっせと入力してあなたという人件費をかけまくり、丸投げと大して差のない料金を払うことになります。
では、買取会計ソフトであればいいじゃないか、と思うかもしれません。
悲報になりますが、買取会計ソフトは、複式簿記の知識がないと、会計の入力が難しくなります。
こうなると複式簿記の勉強時間も上乗せしないといけないので、さらにあなたという人件費がかかります。
税務会計は毎年法律が変わるので、あなたは毎年税務会計の勉強をする羽目になります。
アプリのサブスクリプション代や買取の会計ソフト代を入れると、もはや丸投げと比較して、コスト面で大マイナスになることもありえます。
あなたは、丸投げと自分で経理を行うというどちらがコスパがいいか比較をしてみる必要があります。
重要なポイントはあなたの人件費を足すことです。
あなたの人件費は、本業であるYouTube動画編集で稼げる金額を時給に直して、それを会計の入力や複式簿記の入力に使った時間にかけて算出します。
それが、丸投げより得であると感じれば、自分で入力するのがオススメです。
YouTube動画編集の確定申告丸投げのメリットC:苦手なことをしなくていい
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あなたは、YouTube動画編集は得意です。
しかし、自分で経理をマスターして自分で会計ソフトに入力するというのは、おそらく得意ではないでしょう。
逆に、筆者は税理士であり、経理は得意なので、自分で行います。
しかし、YouTube動画編集は、全く得意ではないので、お金を払ってあなたに依頼すると思います。(※筆者がYouTubeを始めるとしたら。)
あなたは、苦手な経理に取り組むより、得意なYouTube動画編集に充てた方がよほど効率的な気がします。(こういう考えを、経済学用語で機会損失と言います。)
そもそもなぜあなたが経理を行う必要があるのでしょう。
Aで検証したとおり、人件費を考えると、人に依頼した方がよほど得です。
よくあるパターンとして、おそらく経理くらいできるよと考えてしまうのでしょう。
しかしどうでしょう。
例えば、この世界に
大統領で宇宙飛行士であるとか、俳優で大学教授だとか・・・そういう人っています?
いないですよね。
人は、1つの能力がある程度できれば、それで充分なのです。
あなたは、YouTube動画編集に秀でているのです。
大統領も宇宙の探索は、宇宙飛行士に任せていますし、俳優は大学に入り、教授に学びます。
何もかも自分で行う必要はないのです。
②YouTube動画編集の確定申告を自分で行うメリット
YouTube動画編集の確定申告を自分で行うメリットA:タイムリーに経営成績がわかる
YouTube動画編集の確定申告を自分で行うメリットの1つとしては、タイムリーに経営成績がわかることです。
「タイムリーな経営成績の把握は、中小企業にも必須」のような流れになっていますが、本当にそうなのでしょうか。
ここで、会社がどのくらいの規模になるとタイムリーな経営情報が必要かという根本を考えてみたいと思います。
実は、アメリカの超大手上場企業でも、決算というのは、3か月に1回(四半期決算)までしか行いません。グローバル的にもそうなのです。
気になる方はannual reportを見てみてください。
もちろん日本の上場企業でもそうです。有価証券報告書を見てみてください。
上場企業の売上は、何10億~何兆円です。
あなたの会社の年商(売上)がこれに満たない場合、そこまでタイムリーな経営成績(月次決算)が必要なのか?ここがポイントです。
資金調達のため、タイムリーな試算表が必要だと考える方もいますが、そんなに毎月銀行融資を受けるのでしょうか?
それはそれで危険な会社ですよね。
YouTube動画編集の確定申告を自分で行うメリットは、タイムリーに経営成績がわかるということですが、その思考が果たしてあなたの会社の規模に合っているのかを考える必要がありそうです。
タイムリーに経営成績がわかった方がいいに越したことはないですが。
YouTube動画編集の確定申告を自分で行うメリットB:経理の力もつく
YouTube動画編集の確定申告を自分で行うメリットは、経理の力がつくということが挙げられます。
これもちょっと微妙なメリットになります。
あなたは果たして経理の力をつける必要があるのでしょうか?
実は、経理は、複式簿記という仕組みになっていて、簡単にはマスターできない仕組みです。
経理の最低限と言われる日商簿記2級ですら、合格率30%(実際には、公認会計士志望の大学生が上位10%を独占するために、20%の合格率になる。)です。
合格率30%というのは、実は東京大学の2次選抜の合格率(2000年前後の合格率)なのです。
決して、簡単ではありません。
あなたの本業は、YouTube動画編集であり、経理ではないですよね。
それなのに、最低限の知識ですら、東京大学の2次選抜並みの難易度である簿記に労力を費やす必要があるのでしょうか。
経理の力がついた方がいいに越したことはないですが。
③YouTube動画編集の確定申告はどちらがいいか結論
いよいよYouTube動画編集の確定申告はどちらがいいかの結論になります。
筆者は、この記事を書いていて思いましたが、やはり丸投げ確定申告に軍配が上がります。
本業であるYouTube動画編集で稼いだ方が、よほどコスパがいいような気がします。
しかしながら、タイムリーに経営成績がわかるに越したことはありませんし、経理の力がつくに越したことはないです。
あとは、もう好みの問題ということになります。
ちなみに筆者の税理士事務所はどちらも対応しています。
料金もすべて明確にHPに記載していますので、ご参照ください。
以上になります。
あなたのYouTube動画編集の確定申告がうまくいきますように!