一人で会社を作るメリット・デメリット-教えて彩先生!

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「一人で会社を作ろうかな。メリットは何だろう?」、「一人で会社を作るとデメリットはなんだろう?」、「一人で会社をできるかな?」という疑問に答えます。

本記事の信頼性

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ポートサイド税理士事務所 所長税理士 長島 彩

本記事は、税理士 彩先生が執筆しています。

税理士とは、会社の会計・税務を外注できる国家資格になります。

ほぼ中小企業を中心にサービス提供しているので、一人会社については、詳しいでしょう!

読者さんへのメッセージ

本記事は、3分ほどで読み終わります。

3分後にあなたは、「なるほど!一人で会社を作るメリット・デメリットがわかったぞ!」ということになるでしょう。

では、一人で会社を作るメリット・デメリット、はじまり・はじまり~!

一人で会社を作るメリット

一人で会社を作るメリット①:ロジカルになれる

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一人で会社を作る最大のメリットとしては、ロジカルになれることです。

組織を作ると、その中には、必ず「感情的な人」というのが入ってしまいます。

この人たちと合議制で会社を進めていくと、とんでもなく、労力を使うことになります。

ビジネスというのは、どうしても、ロジカルに進め、利益を最大限にする必要があります。

例えば、マーケティングをして、数字で判断するとAがベストだったとします。

「マーケティングの結果Aが一番良いので、Aで行きましょう。」というと、

「マーケティングとかカタカナ使うのやめましょうよ。あの社長いい人だからBにしましょうよ。」などという謎の感情論を主張してくる人がでてきます。

また、「このITのサブスクリプションサービスを使うと1日1時間削減できて、月の人件費削減コストは〇円ですよ。」と言っても、

「いやいや前から紙だったから紙で行きましょうよ。」という感情に縛られた謎の主張する人がいます。

感情的な人は、ロジカルに考えることができないので、いちいちコスパが悪くなることがあります。

むしろ一人で会社を作って一人で何事もロジカルに進め、必要なところだけサブスクリプションサービスや外注を利用した方がよほどコスパがよくなります。

一人で会社を作るメリット②:スピードが速い

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一人で会社を作るメリットとしては、スピードが速いということです。

何人かで会社を作り、合議制にすると、上記のとおり、謎の感情論を展開してくる人がいるので、何をするにもいちいち時間がかかってしまうからです。

そこで、「その方法はコスパ悪いですよね。」などといいうと、

「冷たい!!!」とかいう人もいて、これでは、ビジネス上の戦いで勝ちようがないです。

例えば、アメリカは、ロジカルシンキングが日本よりはるかに進んでいます。

そして、意思の決定スピードが圧倒的に早いです。

日本人が会議で「冷たい」とか「あの社長はいい人だ」とかいう謎の感情論を話している間に、

アメリカは、ランチェスター戦略や、マッキンゼーの方法により、ロジカルに前に進んでしまいます。

日本が、世界で負けてしまうのは、この謎の感情論に振りまわされている人が多すぎるからだと思います。

一人で会社を作ると、いくらでもロジカルにできます。

いちいち謎の感情論で反抗できないので、スピード早く進むことができます。

これが一人で会社を作るメリットです。

今は、一人でもサブスクリプションサービスや外注を使って、圧倒的に勝つことも可能です。

一人でスピーディーに意思決定をしていきましょう!

一人で会社を作るメリット③:特化できる

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こちらは普通のお醤油ラーメンです。

一人で会社を作るメリットとしては、特化できることです。

これも合議制にすると、自社でやるには、コスパが悪いことまで可決されてしまうことがあります。

また、一人だとできることが限られてくるので、特化せざるおえないということがあります。

実は、ビジネスとは、特化型が最も利益がでやすくなります。

例えば、横浜の家系ラーメンが一番よい例でしょう。

メニューはたいてい、家系ラーメン大、中、小と煮卵・のりのトッピングくらいしかありません。

これにより、オペレーションをシンプルにでき、使わない設備がなくなります。

結論として、シンプルな原価構造を得ることができます。

売上から少なめの原価や経費を差し引いて最大の利益を得るのです。

一人で会社を作るメリット④:利益を確保しやすい

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先ほどのところで書いたことにもつながりますが、一人で会社を作るメリットとしては、利益を確保しやすいことです。

人を雇うとどうなるか?というと、確実にさぼります。

外注で頼んだ方が確実にコスパがいいです。

外注は、出来高制なので、さぼることはなかなかできないですが、従業員として雇うとかなりの方がさぼると思います。

このため、自分が頼みたい業務は、単価は高くてもなるたけ外注し、従業員のさぼりコストを自社が背負わないことをおすすめします。

自分だけの人件費だけで済みますから。

この結果、一人で会社を作ると、利益を確保しやすくなります。

利益を確保すると、次の年に繰り越せますから、利益がどんどん溜まっていくことになります。

そして、自己資本比率がよくなり、銀行が、喜んでお金を貸したいと言ってくる可能性が高いです。

また、事業内容によっては、財務分析上の数字が良くなって、入札で、多くを取得できる可能性が高いです。

一人で会社を作るメリットとしては、利益が確保しやすく、その結果、利益がどんどんたまってきて、どんどん経営状態の良い会社になるということです。

一人で会社を作るメリット⑤:足を引っ張られない

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一人で会社を作るメリットとしては、従業員に足を引っ張られないということがあります。

これが、リアルな現実ですが、なぜか

「社長、むかつくよな~!」

という人は、必ず現れます。

これは、経営者が孤独だと言われるゆえんだと思います。

「社長、ほんとクソだよ。」

というケースも現れます。

社長は、生涯に渡って無傷では済まされません。

そこへ行くと、一人で会社を作り、多くの業務をサブスクリプションサービスか外注した場合、

「社長むかつく」とか「社長クソ」と言われることはまずありません。

外注の人への連絡は、メールで定型文を利用して、ビジネスライクに接しましょう。

電話すると、摩擦が起こらないとも言い切れないので、メール連絡がいいでしょう。

相手は、「スキマ時間で稼げて良かった!」くらいにしか思いません。

一人で会社を作るメリットとしては、従業員に足を引っ張られないということがあります!

一人で会社を作るデメリット

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一人で会社を作るデメリットは何かというと、一人で会社を作って、進められるビジネスは限られていることです。

飲食店のようにどうしても何人か必要な場合に、機能しないということです。

また、お医者さんのように、看護師さんが必要な業種でも難しいということがあります。

もし、あなたが考えている会社が一人で会社を作れる業界であれば、だれか雇わず、一人で会社を作り、サブスクリプションサービスや外注であとは、どうにかするという方法をおすすめします。

もしかしたが、お医者さんでも精神科とかだったら可能かもしれませんね。

一人で会社を作るメリット・デメリットのまとめ

本記事のまとめ

一人で会社を作るメリットとしては、ロジカルになれる、スピードが速い、特化できる、利益を確保しやすい、足を引っ張られないということがあります。

一人で会社を作るデメリットとしては、一人で会社を作ってできるビジネスが限られているということです。

もし、あなたの業種が一人で会社を作って行えるビジネスであれば、一人で会社を作ることがおすすめです。

最初は、「個人事業主」で始めた方がいいですよ!

本記事を読んだあなたがすべきこと

・一人で会社を作る構想を詰めていく

・外注先を探す。

→会計・税務の丸投げ外注先は、筆者のポートサイド税理士事務所がおすすめ!