山購入とキャンプ場の比較。どちらがおすすめなのか?(現役税理士がしっかり解説)
「山購入とキャンプ場は、どちらがいいのか?」、「山購入とキャンプ場のコスパはどうか?」、「山購入とキャンプ場の注意点は何か?」
このような疑問に答えます。
もくじ
1.本記事の信頼性
本記事を書いている筆者は現役税理士です。
筆者は、4歳くらいからキャンプに行っており、キャンプ好きな税理士です。大学生~社会人の頃によくキャンプに行っていました。
また、ニューヨークで働いていたこともあるのですが、その際は、ニューヨークのアップステートと言われる北部の深い森にハイキングに行っていました。
こういった経験と税理士ならではのコスパも考慮した山購入とキャンプ場の比較記事となっています。
2.読者さんへのメッセージ
コロナで家に閉じこもっているのは、しんどいですよね。
子供たちも人生において大切な幼少期に家に閉じ込めてばかりいては、可哀そうですよね。
本記事は、山購入して、思いっきり羽を伸ばしたいという皆様に向けて書いた記事です。
本記事は3分ほどで読み終わります。
では、はじまり、はじまり~。
3.山購入とキャンプ場の比較。どちらがおすすめなのか?(現役税理士がしっかり解説)
山購入とキャンプ場の比較①:コスパはどうか?
A.山購入のコスパ
A-A.山購入の坪単価
山購入の最小単位として、1,400坪100万くらいで売っています。( 兵庫県丹波篠山市立金の場合。)
ちなみに不動産購入の諸経費は、8%くらいいなので、108万ということになりますね。坪単価は、771円です。
ちなみに横浜市泉区立場付近だと坪80~90万円です。たったの30坪で2,500万円*1.08=2,700 万円です。(※諸経費だけで200万かかります。)
山購入費自体は破格に安いです。
A-B.山購入のコスパ
108万円で山購入していれば、10年間に渡り所有するとして、1年あたり108,000円です。もし3月から11月の毎月行きたいとしたら、年間108,000円÷9か月=月12,000円です。
子供たちに習い事をさせるような値段で山購入ができます。
ずいぶんとコスパがいいですね。
もし子供が大学生になるまでの20年間所有していたとすると、月6,000円で山購入できることになります。
しかも、大学生になった子供が孫を生むまでさらに10年所有しておくと、月3,000円で山購入できたことになります。
孫も山で遊ぶとなると、40年所有することになるので、月1,500円で山購入できたことになります。サブスク並みのプライスです。
B.キャンプ場のコスパ
最近のキャンプ場は、快適になってはいますが、少し高いと感じます。
家族4人で伊豆の快適そうなキャンプ場に2泊3日したようなケースです。
オンシーズン2泊3日で20,680円位(おそらく税込)です。
ハイシーズン2泊3日で22,680円位(おそらく税込)です。
家族4人で平均年収400万円くらいの世帯だと年に、2回位しかいけないでしょう。
もし3月から11月の毎月行きたいとしたら、年間20,680円×9か月=186,120円です。
結構厳しい出費になります。
さらに、キャンプ場は数か月前に予約を取らなくてはならず、当日の天候がどうなるかはある程度は分析できても、最終的には、神のみぞ知るということになってしまいます。
山購入とキャンプ場の比較②:快適なキャンプ度合い
A.山購入
山購入した時の静かさはオンリーワンなものでしょう。
自由に焚火もOKですし、自分の家族と山だけの神聖な時間が過ごせるでしょう。
自然の音のみの山は偉大で、あなたは日々の仕事から解放され、自然の一部になったことを感じることができるでしょう。
また、購入した山にログハウスを建てることも可能でしょう。
あなたの工夫次第では、山を牧場にしたり、養鶏を始めてみたり、キャンプ場を作ってみたり、山と星ツアーなどのツアーガイドを始めてみたり、林業を始めてみたり、狩猟を始めてみたり、ジビエ料理の店を始めてみたり・・・と夢は無限に膨らみます。
B.キャンプ場
キャンプ場で快適なキャンプができるかは、よほど空いているキャンプ場を選ぶとか、都心から遠めのキャンプ場を選ぶことがキーになるでしょう。
例えば、東京から近い丹沢、人気の軽井沢などは混みます。
穴場としては、ちょっと都心から遠いところです。例えば、静岡県や長野県あたりでしょう。ただ、車でアプローチするのが大変そうです。
混んでいるキャンプ場ほど風情のないものはないです。
美しい山と川があるのに、川に子供が溢れかえっていており、ほとんど市民プール状態になっている・・・。
これでは、キャンプの本質である自然の偉大さを感じることもできません。
また、キャンプ場において、何かビジネスを始めることは不可能となっています。
山購入とキャンプ場の比較③:注意点は何か?
A.山購入
A-A.ヤマビル注意
注意点としては、購入する山にヤマビルがいないという点に注意した方がいいと思います。
丹沢や房総の鴨川あたりの山購入をするとヤマビルだらけで、キャンプどころではないということになりかねません。
東京や神奈川などの近場でいえば、意外ですが、伊豆の山には、ヤマビルはいないそうです。また、長野・群馬・山梨の山でヤマビルは聞いたことがないので、そちらの方がいいのかもしれません。
ヤマビルの状況はざっくりネットで確認できます。
さらに現地に行ってみればわかることがあります。
神奈川県の鶴巻温泉には、温泉に入る前にヤマビルを必ず確認するようにという案内書きがありました。
また不動産家さん以外の現地の方に聞いてみた方がいいと思います。
(※ヤマビル情報については、2022年2月の情報です。必ずご自身で再確認お願いします。自己責任でお願いします。
A-B.ヘビ注意
山にはリアルにヘビがいます。
筆者の税理士事務所は横浜市泉区というエリアです。
住所は横浜市なのですが、いわゆる港町ではなく、税理士事務所の周辺にはまだ森・田んぼなどが残る里山地帯です。
近隣に「まさかりが淵」という森がありますが、そこには、入口付近には「マムシに注意」という看板が至るところに貼ってあります。
横浜市なのに「マムシに注意」しないといけないのです。なんてことでしょう。
山購入したら、さらにマムシはいるでしょう。
秋田方面の山中のマタギ小屋も半年~1年いかないでいると、ヘビが数匹住み着いてしまうのだそうです。よってマタギは、半年~1年後ひさしぶりにマタギ小屋に戻るときは、必ず小屋をいぶすそうです。そうするとヘビがぼとぼとと何匹も落ちてくるそうです。
ヘビはかなりの確率でいると思います。
A-C.メンテナンス注意
山購入しても、自分の山に向かう途中でがけ崩れが起こって山に向かう道がふさがれてしまったりすることがあります。
こういう時に、どうやって巨大な石や巨木を動かすかなどという問題が生じます。
ある程度、ショベルカーなどを使うことを前提にした方がいいかと思います。
山購入では、ショベルカーや、チェーンソーなどを使いこなすことができたらいいと思います。
あなたがそういったアイテムが好きなら問題ないですが、好きでない場合、山と共存していくのは、難しくなります。
A-D.土地の人とコミュニケーションをとる
地元の人は山購入したばかりのあなたたちが怪しい人ではないか?ということを気にしています。
あなたも隣の家に怪しい人が引っ越して来たら嫌ではないですか?
そういうことなのです。
地元の人は、あなたたちが購入した山で何をするかを気にしています。
例えば、土地の人が先祖代々大切にしている山に不法投棄されたり、夜な夜なヒッピーパーティを開かれたり、土地の子供や女性に怪しく近づいてきたりしてきたら困るのです。
よって、怪しくないことは前提の上、「大丈夫ですよ!私たちは安全ですよ。」ということを表示し続ければ、半年位すれ土地の人もあなたのことをわかってもらえるでしょう。
B.キャンプ場
キャンプ場に通い続ける注意点としては、特に費用面です。
キャンプ場に毎月行くとなると、年間186,120円程度のコストがかかり、子供のいる家庭には、なかなか払い続けることが難しくなるでしょう。
4.山購入とキャンプ場の比較まとめ
今回は、山購入とキャンプ場の比較をしてみました。
コスパ面では、山購入の方が圧倒的にいいと思います。
しかし、山ならではの注意点も色々あります。
これらの全てを踏まえてどうなのか?というところでしょう。
まずは、キャンプ場に1,2年通ってみて、それで感覚を掴んでいくというのが、最もおすすめです。
山購入前に何度も何度も下見に行って、土地の人にも色々聞いてみたらよいでしょう。
あなたの山ライフが素晴らしいものになりますように!