2022年IT企業のM&A5選(英語の得意な税理士がしっかり解説!)

「最新のIT企業のM&A事例としてはどんなものがあるんだろう?」、「どんなIT企業を作れば、うまく売れて一生遊んで暮らせるんだろう?」、「FIREしたい。会社を作って売れればラッキー!」
こういった疑問に答えます。
もくじ
1.本記事の信頼性
本記事を書いている筆者は、ニューヨークで働いていた税理士です。
ニューヨークは、日本で考えるより遥かに会社の売り買いが盛んです。
会社を作ってそれを大手企業に売るというのは、1つのFIRE(アーリーリタイア)方法です。1たび大企業が代金で買い取ってくれれば、一生遊んで暮らせます。
本記事の①のStreamlitなどは起業から3年で約880億円で売れました。
嫌な上司にぺこぺこする必要もなし、同僚に仕事を押し付けられるのを回避するテクも必要なし。最高のFIREでしょう!
FIRE(アーリーリタイア)については、こちらの記事を参照。
2.読者さんへのメッセージ
本記事は3分で読み終わります。3分後にあなたは、「2022年のIT企業のM&Aには、こんな事例があるぜ。俺もExitを目指そう。」とカッコよく切り出せるようになるでしょう。
それでは、早速見てみましょう。
3.2022年IT企業のM&A輝く3選(英語の得意な税理士がしっかり解説!)
2022年IT企業のM&A輝く3選①:Streamlitが約880億円で売れた

Streamlit(オープンソースのフレームワーク会社)が、Snowflake(クラウドコンピューティング会社。ニューヨーク証券市場に上場)に約880億円で売れました。
Streamlitは、なんと2018年に起業されました。2022年の3月2日ニュースになったので、2021年内に決まっていた可能性が高いです。たったの3年間で、約880億円で売れたということです。ちょっと衝撃ですね。
Adrien Treuille他2名で起業しました。
後に見ていきますが、Streamlitはベンチャーキャピタルから相当、資金調達をしているので、どういう契約になっているかは不明ですが、ベンチャーキャピタルも大儲けでしょう。
A.IT企業Streamlitの取扱商品は?
Streamlitは、機械学習やデータサイエンティストがpythonを使ってアプリを作るためのオープンソースの提供をする会社です。
Streamlitは、数分データをシェアできるアプリに変換できます。
データだけだと見てもわかりませんが、Streamlitを使うとWebブラウザで見れるようにデータをグラフや表にすることが簡単です。HTMLやCSSは不要なのです。
Streamlitクラウドも用意されており、Streamlitアプリを複数人で使用したりできます。
Streamlitには、チーム・エンタープライズプランもあります。
B.IT企業Streamlitの起業当初は?
Streamlitは、先ほども書いたのですが、なんと2018年に起業されました。
創業者のAdrien Treuilleは、大変優秀な方です。
まず、シアトルのワシントン大学で、コンピューターサイエンスの博士号を取った後、カーネギーメロン大学で8年間大学教授をしていました。
その後、Googleで3年間働き、Zoox(機械学習の会社)という会社でバイスプレジデントをし、Figure Eight(同じく機械学習の会社)という会社で取締役をし、そして、Streamlitを起業しました。
Streamlitは、機械学習やデータサイエンティストがphthonを使ってアプリを作るためのオープンソースを提供している会社です。
2019年にStreamlitは、約6億6,000万円をベンチャーキャピタルから集めました。
2020年にStreamlitは、約23億円をベンチャーキャピタルから集めました。そして、Streamlitのプラットフォームを使って20万人の開発者を集めました。
2021年にStreamlitは、38.5億円を同じくベンチャーキャピタルから集めました。
おそらく2021年の末には、snowflakeへの売却が決まっていたのではないでしょうか?
たったの数年で880億円で売れました。
C.IT企業Streamlitの本社所在地は?
Streamlitの本社は、カリフォルニアのサンフランシスコです。
2022年IT企業のM&A輝く3選②:BlizzardがMicrosoftに約7兆5,570億円で売れた

Blizzard(ゲーム会社)が、Microsoftに約7兆5,570億円で売れました。
もしかしたら、メタバース事業参入のためかもしれませんという点で大注目でしょう。
A.IT企業Blizzardの取扱商品は?
IT企業Blizzardは、ゲームの開発会社です。主にWarcraftシリーズが有名です。
複数で参加できるオンラインロールプレイングゲームWorld of Warcraftも2004年にリリースしています。
現在は、Eスポーツなども行っています。
B.IT企業Blizzardの起業当初は?
IT企業(ゲーム企業)Blizzardは、1991年に、Micheal Morhaimeなど数人によって、UCLA卒業後すぐに設立されました。
会社の設立資金は、それぞれが何とか約110万円を集めてきました。創業者のMichealは、祖母から約110万円を借りました。
最初の2年間は他社のためのゲームポートの開発に集中していました。その後、自社開発のゲームに着手しました。
1994年の初めころから、カリフォルニアの教育ソフト開発会社から、約75億円を調達しました。そしてすぐに「Warcraft」というゲームをリリースしました。
1998年には、Blizzardには、200人の従業員がおり、出資元の教育ソフト開発会社のM&Aにより色々な経緯があった後、Vivendi Gameのグループ会社になっていました。
その後、2006年には、Vivendi Gameが解散して、Blizzard部門だけが残り、会社名は、Activision Blizzardになりました。
2012年にBlizzard Entertainmentは、4,700人の従業員を有する企業となりました。
C.IT企業Blizzardの本社所在地は?
IT企業Blizzardの本社はアメリカのカリフォルニアです。
2022年IT企業のM&A輝く3選③:LinodeがAkamaiに約990億円で売れた
Linode(IaaSのプラットフォーム会社)が、Akamai Technologies(世界最大手のコンテンツデリバリーネットワーク会社。イギリスのナスダックに上場)に約990億円で売れました。
A.IT企業Linodeの取扱商品は?
Linodeは、IaaSのプラットフォーム会社です。IaaSとは、何かというと、サービスとしてのインフラを意味します。
IaaSは、土地の一角を貸すことに似ています。
つまりこれをIT企業に当てはめると、クラウド上の土地の一角を貸しているサービスということになります。
IaaSは、大手が参入しているビジネスで、競合他社としては、AWS(Amazon Web Service)、Microsoft Azure、Google Cloudがあります。Linodeも2021の位からIaaSカンパニーのトップ10位は入っています。
つまりLinodeのメインの商品は、様々な価格帯、多様なサービスを揃えるクラウドホスティングサービスです。
貸し出す土地の内容は、高度なメモリー、様々な使用目的に叶うCPU・GPU、ボリュームに応じたストレージ、毎日・週ごと・月ごとを選べるバックアップサービスが選べるということですね。
ちなみに最低価格が、RAM4GB、CPU2、SSDストレージ80GB等で月額30ドル(日本円で約3,300円)です。機能がアップしていくにつれて料金が上がる仕組みになっています。
B.IT企業Linodeの起業当初は?
Linodeは、2003年にChristopher Akerによって、創設されました。
Linodeは、2009年頃にデータのバックアップサービスを始めました。2013年に事案のレポートサービスを始めました。
Linodeも2021の位からIaaSカンパニーのトップ10位は入っています。
C.IT企業Linodeの本社所在地は?
本社はアメリカのフィラデルフィアです。
データセンターは、全世界で11か所あります。東京にもあります。
4.2022年IT企業のM&A輝く3選のまとめ

今回、2022年のIT企業のM&A3選を執筆してみて感じましたが、No.1はなんと言ってもたった3年で、880億円で売れたStreamlitではないでしょうか?
2022年3月2日付けで発表されていましたので、この記事の約10日前です。
Streamlitの創業者であるAdrienは大変に優秀な方で類まれなる才能を持っていると感じました。
これまでの経歴全てを結集した成果を3年で出したとそういう印象を受けました。
大学も勤め人も、漠然と通うのではなく、Adrienのように行えば、短期間で莫大な金額を稼ぐことも可能となるという好例でしょう。
さらに時代の流れをばっちり掴んだ機械学習(マシンラーニング)、オープンソース、そしてベンチャーキャピタルから資金調達で短期で伸ばし、たった3年で880億円でのExit。もう華麗としかいいようがありません。
こういう素晴らしい事例を見て、今後の経営に生かしたいですね!
では、また次の記事もお楽しみに!