フリーランスお金の管理方法6選（どんどん積み上げていこう！）
2022/9/30更新
「フリーランスはどうやってお金を管理したらいいのか？」、「フリーランスでやることいっぱい。お金の管理どうしたらいいの？」、「お金の管理は苦手。確定申告って何？」こういった疑問に答えます。
もくじ
１．本記事の信頼性
本記事は、税理士が書いています。税理士とはお金の専門家です。
本記事に信頼性はあると言えるでしょう。
２．読者さんへのメッセージ
今回は、「フリーランスはどうやってお金を管理したらいいのか？」という方向けの記事です。
この記事は3分ほどで読み終わります。3分後にあなたは、「なるほど！フリーランスのお金の管理方法がわかったよ！」となるでしょう。
しっかりフリーランス事業のお金の管理をしつつ、どんどんお金を積み上げていってくださいね！
※お金の管理は、自己責任です。本記事は、参考程度に気楽にお読みください。
３．フリーランスお金の管理方法6選（どんどん積み上げていこう！）
フリーランスお金の管理方法5選①：銀行口座用意しよう！
フリーランスのお金の管理方法としては、まず、自分がいつも使っている生活用銀行口座とは別の銀行口座をフリーランス事業用に用意しようということです。
個人とフリーランス（事業）のお財布が一緒だと、利益＝稼ぎを把握するのが難しくなるからです。
利益は、売上-経費で計算します。この利益が実際のフリーランスの稼ぎになります。
銀行口座をフリーランス事業用に用意しておけば、口座の残高が利益＝フリーランスの稼ぎに近くなります。
厳密には、全く同じにはならないのですが、イメージ的に近くなるということです。
銀行の通帳に、個人的にアマゾンで注文した漫画代や、自分の洋服代、友達と見に行った映画などが入っていると、残高がフリーランスの稼ぎと合わなくなり、自分でいくら儲かっているのかわからなくなってしまいます。
フリーランス事業用の銀行口座を用意することがフリーランスのお金の管理方法として大事なポイントになります。
フリーランス事業用の銀行口座は、ネットバンクでも店舗ありの銀行でもどちらでもいいです。ググってメリット・デメリットなどをしっかり読み、あなた好みの銀行口座を開設してしっかりお金の管理をしてくださいね！
フリーランスお金の管理方法5選②：クレカかデビットカードを用意しよう！
フリーランスのお金の管理方法として重要なのは、クレカの用意でしょう。
30代以下の若い社長が行っている事業のトップ3はすべてネットビジネスということを示すように、今、フリーランスかこれからフリーランスになるあなたはネット系ビジネスをしている可能性が高いでしょう。
そうすると、アマゾン、クラウドストレージ、クラウド契約書、クラウド会計、オンラインスクールなどのサービスを使う可能性が高くなります。
これらは、すべてクレカ支払いやPayPal支払いだと思います。
あなたがフリーランスとして事業をするにあたってクレカは避けて通れないでしょう。
なお、フリーランスを始めたばかりなどの理由で、クレカが作れない場合は、デビットカードという便利な選択肢があります。
ただし、デビッドカードのデメリットは、不正引落があった場合に、その瞬間に銀行口座から落ちてしまうことです。
フリーランスのお金の管理という点から考えると、クレカ・デビットカードも事業専用にしておくことをおすすめします。
税理士事務所に丸投げしようとして、クレカ明細を送ったところ、個人使用分として、アイドルのコンサートチケットなどが入っていると少し恥ずかしい気持ちになるでしょうから。
フリーランス事業専用のクレカ・デビットカードの用意もフリーランスのお金の管理として有効です！
フリーランスお金の管理方法5選③：大きな入金は確認しよう！
フリーランスのお金の管理方法で最も重要なことは大きな入金は必ず確認した方がいいということです。
フリーランスのあなたの大きな入金とは、10万以上と考えてよいでしょう。
１万円くらいの細かな入金は、月末にざーっと確認すればOKです。
お金の管理方法でなぜ大きな入金を確認した方がいいかというと、意外とミスがあるからです。
上場企業などの大企業はミスが少ないですが、中小企業・ベンチャー企業はたまにミスがあります。
10万が100万円などと打ち間違えるミスは意外と単純ミスで発生することがあるので、大きな入金の場合は、通帳を見て「OK」か「アレ？」かを確認することがフリーランスのお金の管理方法として重要なポイントです。
「アレレ？」な結果だった場合は、入金先に確認すれば大丈夫です。大抵すぐに対応してくれるでしょう。
フリーランスのあなたの会社が大きくなってきたら、大きな出金も確認した方がいいですね。ただ、フリーランスを始めたころのあなたはそんなに大きな出金がないと筆者は想定しています。しばらく大きな出金のチェックは、フリーランスのお金の管理上は不要でしょう。
フリーランスお金の管理方法5選④：１か月に１回は確認しよう！
フリーランスのお金の管理方法で大事なのは、１か月に１回は、銀行口座を確認した方がいいということです。
フリーランスを始めた当初は、ブロガーやアフィリエイターであれば、ブログを必死で書いたり、You Tuberならひたすら動画を撮り続けたりして、夢中になることでしょう。
そして、おざなりになりがちなのです。お金の管理が！
フリーランスに夢中になっていたとしても、１か月に１度は銀行口座の残高は見ておきましょう。
フリーランスの皆様に１か月に１回は経理をした方がいいとはいいません。
経理は１年分をまとめて、税理士事務所に丸投げすればいいだけですから。
自らこまめに入力するよりも、フリーランスとしての本業に集中した方がいいと思います。
しかし、お金の管理は大事です。
・不正な引落がないか？
・大きな入金はしっかりされているか？
・月末の残高は頭の中で考えた数字とざっくり一緒か？
このあたりは、フリーランスの皆様が行って方がいいお金の管理方法です。
フリーランスお金の管理方法5選⑤：レシートはとっておこう！
フリーランスお金の管理方法で大事なのは、レシートを必ずとっておくことです。
フリーランスの皆様は知っていますか？毎年3月15日に確定申告と言って、「自分が１年にこれだけ稼ぎましたよ。」というのを税務署に報告して、利益（リアルに稼いだ分）に対して、税金を払う必要があるのです。
「なぜ、税金を払うか？」
これは、意外と知らない方が多いので、ここに書いておきます。
税金は、寄付の性質が強いです。
フリーランスのあなたが払う税金は、貧しくて学校に行けない子供を助け、シングルマザーの女性を助けているのです。
他にもあなたが使う道路を作ったり、治安を守る警察などに使われています。
税金がなければ、あなたは戦国時代のように刀で武装して、自分や家族を守らなくてはいけません。現代は、税金があるからこそ、あなたや家族の身が守られているのです。
と、では、さておき、確定申告のために、フリーランスの皆様はレシートをとっておく必要があるのです。
売上に関する請求書も同じです。しっかり保存して、3月15日の確定申告に使いましょう！
フリーランスの皆様のお金の管理には、紙が伴うので、クラウドストレージを使ったら良さそうですね！
紙のレシートを受け取ったとき
フリーランスの皆様が紙のレシートを受け取った時は、まず3月15日まで保存して、その後、約10年近く保存しておく必要があります。
紙のレシートの保存期間は、あなたの属性によって変わってくるので、「すべて10年保存しておく」とざっくり覚えておくといいでしょう。
フリーランスのあなたは、100均に行き、クリアファイルを買って、それに紙のレシートを挟んでおけばOKです。
細かいレシートがあって、こぼれ落ちるのが不安なフリーランスのあなたは、ジップロックでもOKです。
実は、100均には、便利な商品が売っていてA４サイズのジップロックという商品があります。これが、フリーランスのお金の管理に最高に役立ちます。
レシートがこぼれ落ちることもなく、A4の請求書も入るからです。
メールなどでレシートを受け取った時
フリーランスの皆様がメールでレシートを受け取った時の取扱いは、2022年１月頃に改正されているので、注意が必要です。
メールやウェブからのダウンロードでレシートを受け取った時は、そのままPC上のストレージに保存しておくようにという風に法律が変わりました。
この法律は電子帳簿保存法といいます。
フリーランスの皆様は、現在2022年8月は、PC上のストレージに保存しておくようになっています。ただし、経過措置があります。
詳しくは、電子帳簿保存法でググってみてください！
フリーランスの皆様のお金の管理方法も時代によって変わってくるのです。常に最新情報をチェックしておきましょう！
フリーランスお金の管理方法6選：確定申告し、税金を払おう
フリーランスのお金の管理方法が結構わかってきましたね。
いよいよ年末が近づくと、この１年のフリーランスお金の管理の総括として、確定申告がやってきます。
確定申告は、毎年3月15日です。
この確定申告までの間に、この１年であなたがフリーランスで稼いだ分と経費を、貸借対照表、損益計算書にまとめて、税金の金額を計算します。
2023年10月～はインボイス制度が始まるので、これまで免税だったフリーランスの方でも消費税の支払いが生じる可能性があります。
そして、税金が確定すると、あなたは金融機関でお金を支払います。
この税金は、利益が大きいほど金額が大きくなる累進課税性です。
税率は、５％～なんと最大45％にまでなります。
フリーランスお金の管理方法としては、この納税資金の用意が挙げられます。
しっかり、出ていくお金も予測して、お金を管理しましょう！
なお、確定申告の際に、貸借対照表、損益計算書を作成したり、税金の計算をするのがめんどくさいフリーランスのあなたは、税理士に丸投げという手があります。
税理士に丸投げすれば、あなたは、年末年始に頭を悩ませることもなく、得意なフリーランス業に専念することができます！
４．フリーランスお金の管理方法6選（どんどん積み上げていこう！）
フリーランスお金の管理方法6選のまとめ
今回は、フリーランスお金の管理方法5選を見てきました。
フリーランスのお金の管理で大事なことは、まずフリーランス事業専用の銀行口座を用意することです。そして、可能ならばフリーランス事業専用のクレカ・デビットカードを用意します。
あとは、フリーランス事業を開始します。
大きな入金の際には、銀行口座をしっかり確認しましょう。
細かい入金・出金は１か月に１回ざっくりチェックでOKです。
そして、3月15日の確定申告時に備えて、レシートをA4のジップロックかクリアフォルダに保存しておきましょう。
12月位になったら、レターパック青を買って、ジップロックを詰めて、税理士事務所に丸投げの連絡を入れましょう。
丸投げはリーゾナブル料金のポートサイド税理士事務所がおすすめ！あなたの確定申告書を作成して、電子申告してくれます。
あなたは、税金を支払うだけ！
これでフリーランスあなたのお金の管理もばっちり！
「フリーランスお金の管理方法選6」を読んだあなたがすべきこと
フリーランスお金の管理方法を読んだあなたがすべきことは、実行することです。
フリーランス事業用の銀行口座を作っていない人はすぐに作ってください。
ネット銀行でも、店舗のある銀行でもあなたが好きな方で大丈夫です。
クレカかデビットカードも用意しましょう。
あとは、フリーランスのお金の管理方法5選を実行していくだけで、気楽です。
あなたは、しっかりと自分のフリーランス事業のお金を管理して、それをどんどん積み上げていきましょう！
あなたの未来がよりよくなりますように！