フリーランスが簿記を学ぶメリット5選

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「フリーランスだけど簿記を勉強した方がいいのかな?」、「フリーランスが簿記を学ぶメリットは?」、「フリーランスにとって簿記は何の役に立つのだろう?」こういった疑問に答えます。

1.本記事の信頼性

本記事は、税理士が書いています。税理士とはお金の専門家です。

お金の出し入れをノートに記録することを簿記と言います。税理士の仕事は簿記が90%を占めます。

本記事に信頼性はあると言えるでしょう。

2.読者さんへのメッセージ

今回は、「フリーランスが簿記を学ぶメリットを知りたい」という方向けの記事です。

この記事は3分ほどで読み終わります。3分後にあなたは、「なるほど!フリーランスが簿記を学ぶメリットがわかったよ!」となるでしょう。

しっかり簿記を学びつつ、どんどん事業を大きくしてくださいね!

3.フリーランスが簿記を学ぶメリット5選

フリーランスが簿記を学ぶメリット①:毎月の収支がわかる

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フリーランスが簿記を学ぶメリットの代表的なものが、毎月の収支が分かるということです。

なぜ毎月の収支がわかったほうがいいのでしょうか?

フリーランスの場合は、毎月の収入金額が異なることが多く、費用を引いてしまうと、 月単位を見ると赤字になっていることはあると思います。

独身であるとか、子供がいない家庭であれば、ざっくり1年分の収支が把握できればいいかとは思います。

しかしながら結婚して家庭がある場合は、 毎月どれくらいの収支なのか把握しておいた方が良いと思います。

フリーランスの場合は、事業上の収入から費用を引いた残りが、あなたのお給料になるような形です。

よって月ごとの収入と費用が分からないと、 毎月いくら使っていいのかわからないことになってしまいます。

自分一人の家庭なら、突発的な費用は発生することが少ないですし、教育費などの問題に苛まされることもないので、ざっくり1年分の収支を把握していれば事足りるかと思います。

しかし先ほども申し上げた通り、結婚している場合にはいろいろと問題が生じることになると思います。

家族の事情により突発的な支払いが生じることがあります。

子供の教育費にいくらかけていいかの計画をしたほうがいいと思います。

フリーランスが簿記を学ぶと、毎月の収支が分かるようになるので、家族がいる場合の家計の計画や将来の計画に役立ちます。

フリーランスが簿記を学んでおくと、 家族の幸せに役立つのです。

フリーランスが簿記を学ぶメリット②:経営者感覚が身に付く

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若い経営者のイメージ

フリーランスが簿記を学ぶメリットの二つ目としては経営者感覚が身に付くことがあります。

フリーランスに経営者感覚が身に付くと、 将来会社が大きくなった時に、 確実に役に立ちます。

将来会社はどうやって大きくなっていくのでしょうか?

あなたがフリーランスとしてやっていくうちに段々と売上を伸ばすコツなどが分かってくるのです。

そのうちに売り上げがすごく増えてきたら、会社組織にして、もっと大きくやっていけるんじゃないかと、 あなたは気づくのです。

その将来が来た時の話になります。

将来がきて、あなたが個人事業者であるフリーランスから会社組織になったとします。

会社組織になるとやはりやることが増えるんですね。

その際にフリーランス時点で簿記を学んでおき、 経営の重要な肝であるお金のコントロールを学んでおけば、確実に役に立つのです。将来の先取りに近いイメージです。

フリーランスが簿記を学んでおけば経営者感覚が身について、将来の先取りができます。

フリーランスが簿記を学ぶメリット③: 資金調達に役立つ

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フリーランスが簿記を学ぶメリットその3としては資金調達に役立つことが挙げられます。

ここで日本において最もメジャーな資金調達方法である銀行融資を考えてみましょう。

銀行融資の際には事業計画書や決算書を銀行に持って行って、銀行に説明することが必要です。

この事業計画書の一部や決算書は簿記を使って書かれているので、 決算書の説明をするときに、簿記の知識を使って銀行員に的確に説明することができます。

逆に言えばフリーランスのあなたに簿記の知識がないと、 銀行員に説明する時に、あやふやな印象を与え、融資が下りないという可能性すらあります。

またフリーランスのあなたの会社が育って、会社組織となった場合に、 増資などを検討するかもしれません。

その際にやはり重要と並ん決算書です。

決算書は簿記を使って書かれているので、簿記ができることによりあなたは決算書を読むことができます。

増資の検討の際に、出資者に簿記を使ってしっかりと事業内容を説明することができます。

フリーランスが簿記を学ぶメリットとして、その知識が資金調達の際に使えるのです。

フリーランスが簿記を学ぶメリット④: EXIT に役に立つ

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フリーランスが簿記を学ぶメリットの一つとしては、 EXIT に役立つということです。

最近会社を設立する人たちが考えておいた方がいい事の一つとして言われているのが、 EXIT方法です。

近年はあらゆる EXIT 方法を考えている経営者の人が多いです。

連続起業家と呼ばれる人はまさにこのパターンに当てはまる人です。

1社目を何十億で売却して、人生余裕だねコースに入って、もう息抜きのつもりでもう1社設立し、その会社も何十億で売却し、またさらなる人生余裕だねコースに入って、 もう一社設立するということは流行っています。 

EXIT の方法はいくつかあります。

将来、EXIT としたら、方法としては、上場か M&Aです。

またもしも将来的にあなたのフリーランス事業が大きく伸びて、会社組織にする時、そして会社組織にした後に、 上場上場を検討するということが起きるかもしれません。

その際には当然決算書を的確に理解していなければなりません。

上場する時に専門家任せではなく、 自分でもしっかり内容を把握することが大事です。

この時決算書においても、やはり決算書は簿記を使って書いているので、簿記が理解できる事によって、上場の際に専門家と対等に話すことができます。

また、あなたのフリーランス事業が伸びて、会社組織になった後、あなたは会社を M & A で売りたくなるかもしれません。

何十億という値段で取引できる会社に、 あなたのフリーランス授業が育つということもあります。

会社を M & A で売却したい場合、 やはり決算書は重要になります。決算書の内容で会社の売却価格が変わるので、決算書がどう作られているのかということがわかることは非常に重要になります。

この決算書は簿記で書かれているので、フリーランスのあなたが簿記を理解していると M & A の際にも非常に有利になるということになります。

フリーランスが簿記を学ぶメリット⑤: 経理担当者リスクのヘッジ

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フリーランスが簿記を学ぶメリットの一つとしては、経理担当者リスクのヘッジということがあります。

あなたのフリーランス事業が大きく育って、経理担当者を雇うことになるとします。

経理担当者を雇うことによって、あなたは簿記を使って直接入力をしなくてよくなるので、あなたの負荷は随分と減ることになります。

あなたは本業に集中することができるようになって、より多くの売上を上げることができるようになるでしょう。

しかし、経理担当者を雇うと、反面に実は、リスクが発生します。

世の中には、残念ながら、よろしくない経理担当者というのも存在するのです。

経理担当者のリスクの大きな点としては、経理担当者が極度にずうずうしくなるということがあります。

フリーランスや社長が簿記わからないということだけで、経理担当者が極度にずうずうしくなるケースがあります。

時には経営者や社長に暴言を吐くというケースも散見されます。

なぜ経理担当者が経営者や社長に暴言を吐くなどと言う、社会人にはあるまじき行動してしまうかと言うと、社長が簿記がわからないということにつけこまれてしまっているのです。 

この経理担当者のリスクヘッジは簡単です。

経営者や社長が簿記を分かっていればいいのです。

経理担当者は、 簿記が分かっている経営者や社長に対して、暴言を吐くことはまずないと思うので、しっかり経理担当者を管理できるようになると思います。

他にも経理担当者のリスクは多くありますが、そのうちの一つが横領リスクです。

経理担当者が何千万とか何億円だとかを横領したというニュースをたまに目にすることがあります。

なぜ経理担当者を横領してしまうのでしょうか?

それは社長は簿記が全くわからないということにつけこんでいるのだと思います。

社長は簿記が全くわからずに経理担当者に全て任せてしまうことは危険なのです。

フリーランス事業が育って会社が大きくなった時点で、社長はガソリン代や、 駐車場代などの細かな入力をする必要はないと思います。

しかし社長は大きな数字の確認が確実に必要になるのです。

大きな数字の確認にはやはり簿記の知識が必要となります。

社長が僕が分からずに大きな知識の確認ができないと、経理担当者に横領の隙を与えることになります。

フリーランスの時点から僕の知識をつけておくことにより、将来の横領を防止することができるのです。

4.「フリーランスが簿記を学ぶメリット5選」のまとめ

本記事のまとめ

今回はフリーランスが簿記を学ぶメリットをまとめました。

フリーランスが簿記を学ぶメリットとしては、毎月の収支がわかること、経営者感覚が身につくこと、資金調達に役立つこと、EXITに役に立つこと、経理担当者のリスクヘッジなどがあります。

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