斬新!Clearco(クアリコ)ベンチャーキャピタル出資。株式要件なしの新しさ!
![good-morning](https://ptszeiri.jp/wp-content/uploads/2022/07/good-morning-300x169.png)
新しく事業を始めるのに、色んな資金調達方法を考えると思います。
今回は、斬新なベンチャーキャピタルであるClearco(クアリコ)をご紹介しようと思います。
「ベンチャーキャピタルっていうと、どうせイケイケのIT起業でしょ。〇億円でしょ。」
というイメージがあると思いますが、今回はご紹介するベンチャーキャピタルは、10,000ドル(100万円)から出資してくれるベンチャーキャピタルです。
そして、なんとベンチャーキャピタルあるあるの株式条項がないのです。
また、銀行とは、異なり、売上連動の利息払いなのです。
では、早速、見てみましょう!
もくじ
1.クアリコ(Clearco)
![canada_flag](https://ptszeiri.jp/wp-content/uploads/2022/04/canada_flag-300x171.png)
Clearcoは、2015年カナダ創業のベンチャーキャピタルです。
社員は、600人ほどいるので、割と大きな会社だと思います。
クアリコは、アメリカのマネーの虎のようなテレビ番組から始まったベンチャーキャピタルになります。
20分で審査が終わるというキャッチコピーです。
このClearcoは、ほとんどのベンチャーキャピタルで必須の株式を一部渡すという条件がない斬新なスタイルのベンチャーキャピタルになっています。
その代わり、毎月の売上の中から、Clearcoへ。(こちらは、毎月定額なわけではなく、売上の〇%という風になっております。)
この売り上げは、E-Commerceのサイトとの連動で、数値が自動取得されています。(これはすごいシステムだと思います!)
ただし、トータルで元本の6%に抑えられています。
現在、全世界で6,000社のスタートアップに投資、投資金額は、2,700億円。
Clearcoは、ベンチャーキャピタルと銀行の間のような存在なのかもしれません。
2.Clearcoと他のベンチャーキャピタルとの違い
![building](https://ptszeiri.jp/wp-content/uploads/2022/01/1918025_1276104868435_5280338_n-225x300.jpg)
そもそもベンチャーキャピタルから出資を受けること自体のハードルが高いです。
アメリカのあるベンチャーキャピタルだと、75%の企業はその場で見送り、25%が候補に登りますが、最終的にベンチャーキャピタルに出資してもらえるのは5%くらいです。
つまり100社に5社くらいなのです。
そこをなんとか突破できても次があります。
他のベンチャーキャピタルは、例外なく株式を一部渡す条項がついています。
そして、M&AやIPOを目指していくというスタイルになっています。
ただし、他のベンチャーキャピタルは、売上に対して〇%という利子のようなものがないことが多いです。
3.Clearcoと銀行融資との違い
![building_white](https://ptszeiri.jp/wp-content/uploads/2021/11/L03B0064-1-180x300.jpg)
銀行融資ももちろん、審査があります。
銀行融資に関しては、ベンチャーキャピタルより確率は高いと思います。
著しく伸びるハイテク産業でない、従来型の飲食店・美容院などでも融資を受けることができあます。
銀行融資は、利息が、1.4%くらいから2%くらいだということです。
ただし、経営者の個人保障が必要なので、会社が倒産したら、自分の持っている全財産を拠出か自己破産というリスクを抱えることになります。
4.年商1億の会社が広告宣伝費として1,000万円欲しい場合
![smart-phone](https://ptszeiri.jp/wp-content/uploads/2022/06/smart-phone-e1659751606529-300x200.png)
①Clearcoの場合
売上→毎月の売上の中から、Clearcoへ。ただし、トータルで元本の6%に抑えられている。
返済元本 1,000万円×6%=60万円
※ただし、個人保障も担保も必要なし。倒産したら返済しなくてOK。
②一般的ベンチャーキャピタル
売上→そのまま
元本返済→なし
株式→20%渡す
※ただし、100社中5社くらいしかそもそも出資してくれない。
③銀行融資の場合
売上→そのまま
利息→1,000万円×1.5%=15万円
返済元本 1,000万円
※倒産したら、自己資産の拠出か自己破産。
5.まとめ
今回は、Clearcoを見てみました。
メリットとしては、返済が、売上と連動しているので、万一売上が少ない場合は、少ない金額の返済でよいということになります。
これは、銀行における利息のリスケを自動的に行ってくれるシステムだと言えます。
また、個人保障がないので、失敗してもすぐに立ち上がれそうだと思います。
今のようなコロナ時期には、銀行融資より、Clearcoでよかったと思える仕組みと言えましょう。
ただし、デメリットとしては、6%利息のようなものです。
こちらが日本の銀行の利息より高い可能性が高いことです。
Clearco、従来のベンチャーキャピタル、銀行融資などを比較して、自社にぴったりのサービスを選ぶのがいいですね!
また、他にも最新の資金調達方法をお知らせします!