ビジネスのコツ:アイルランドのじゃがいも飢饉から新天地アメリカへ。(江戸時代の話)

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最近、You Tubeを見ていたら、You Tuberが、アイリッシュ系の祖母に、「じゃがいも飢饉のときにアメリカに渡ってきたの?」と聞いていました。

「I don’t know」とその祖母は答えていました。

筆者の友人は、じゃがいも飢饉のときに、アメリカに移民したアイリッシュの子孫だと言っていました。

昔の人は、命がけで新天地を求めたのです。

さて、今日は、アイルランドのじゃがいも飢饉を見てみましょう。

1.江戸時代末期のじゃがいも飢饉

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これは美味しそうですが・・・。

1845年から1849年(江戸時代末期)に、アイルランドでは、じゃがいもの疫病が流行り、餓死する人が続出しました。

800万人の人口のうち、150万人が亡くなり、100万人がアメリカに渡ったとのことです。

国の人口の1/3くらいが減りました。

アメリカに渡った100万人は領主から追い出された人たちだそうです。

その時、アメリカに渡る船に乗っていたアイリッシュの人たちはどういう気持ちだったのでしょうか?

なかなか、我々日本人には想像できないです。

2.新天地アメリカで暮らすアイリッシュの子孫

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ロングアイランドにある開拓時代テーマパーク

現在、アメリカでは、ドイツ系が人口の1位を占め、次がアイリッシュ系だそうです。

彼らは、最初は新天地アメリカで、給与を気にしていられないので、技術がなくても、学歴がなくてもできる仕事から始めていきました。

アイリッシュの人たちは、他の人たちがやりたがらない仕事をしてきました。

長時間、最低賃金です。

建設会社や炭鉱がほとんどだったようです。

そのうち、1850年代にアイリッシュが強くなってくると、「移民はでていけ!」という話になってしまいました。

なんだか少し前のアメリカと似ていますね。

ここで、頑張り続けたアイリッシュは、だんだんと力を強めて、大統領を出しました。

アイリッシュ系の大統領と言えば、ジョン・F・ケネディが有名ですね。

オバマ大統領もアイリッシュ系です。

ちなみに前述、じゃがいも飢饉のときにアメリカに渡ってきた筆者の友人のお父さんも、現在は、アメリカで弁護士をしているそうです。

じゃがいも飢饉を抜け出して、新天地で、人の嫌がる仕事から始め、生き抜き、子孫は大統領になったり、弁護士になったりしたのですね。

3.まとめ

じゃがいも飢饉のときに新天地アメリカに旅立ったアイリッシュの農民たち。

新天地で、虐げられても、粘り強く頑張り、ついには、大統領も輩出しました。

困難があっても簡単にくじけず、新天地を目指してみましょうということですね。

簡単に挫折せず、粘り強く続ければ、光が見えてくるのです。

ビジネスの1つのコツでしょう!