ポルトガルの電子インボイス制度
もくじ
インボイス制度―ポルトガルの電子インボイス全体像
1.ポルトガルってどんな国?
今回はポルトガルの電子インボイスについて、お話しようと思います。しかし、ポルトガルってなんとなくわかるような、わからないような。サッカー!?バスコ・ダ・ガマ?マゼラン?なんだか大航海時代とか?その辺ですよね。
ポルトガルは、スペイン左端の縦長の国です。ポルトガルの人口は約1,000万人で神奈川県の900万人に近いです。ポルトガルの基幹産業は、機械、衣類、履物、コルク、観光業です。意外とファッション関係が強いのですね。
ポルトガルの物価は、日本の2/3くらいのようです。日本企業の進出としては、トヨタ自動車、三菱ふそうトラック、矢崎総業、信越化学、根本特殊化学などがあるようです。
2.ポルトガルの電子インボイス制度概要
他のヨーロッパと同様に、ポルトガル政府は、コロナによる経済被害を緩和するために、減税策を打ち出しました。その1つが、PDFインボイスの電子署名の義務化を延期したことです。
2021年4月22日に、ポルトガル財政省は、DespachoN133/2021-XXII法を通過させました。これは、EDI(Electronic data exchange)を通じて電子インボイスを送信するのではなく、QES、本質的には、PDF、を使うことを促進する法案です。この法案は2021年10月1日から施工の予定で、本来計画されていたより3か月遅れとなっています。従って、2021年10月1日から、まだEDIではなくPDFフォーマットにより送信されたあらゆる電子インボイスは、税金目的にかなう有効な電子署名が付すことが必要とされます。この法案は、BtoC、BtoB、BtoGというあらゆる分野に適用されます。
3.ポルトガルの電子インボイスのプラットフォーム
ポルトガルにおいて、eSAPは、サプライヤーと公共機関が電子インボイスを送受信したり、ヨーロッパの法規制によるあらゆる書類を送ったりする使用される中央機関システムです。政府や公的機関の電子インボイス、例えば、IAPMEI,INEM,IPDJ,ISSそしてeSAPそれ自体は従ってeSAPのプラットフォームから送信されます。
ポルトガルの公的機関は、公的契約のために、Portal BASEのプラットフォームも使用することができます。このポータルは、公的電子プロキュアメント方法を使います。これにより、電子インボイスを含め、すべての公的プロキュアメントのプロセスの行政段階を管理するのに役立ちます。
現在において、ポータルベースで認証されている5つの公的電子プロキュアメント管理があります。
・acinGov
・anoGov
・ComprasPT
・saphetygov
・VORTAL Gov